コロナ禍なのになぜ!?@税収、コロナでも最高60.8兆円

2021年07月02日 :

昨日の日経新聞の記事で

こんな記事がありました。

「税収、コロナでも最高60.8兆円 昨年度、法人税が上振れ」

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73445150R00C21A7MM8000/

2020年度の国の税収が過去最高の60.8兆円になる見込みとのことです。

主な税収でいうと

法人税が前年度比4,000億円増の11.2兆円

消費税が前年度比2.6兆円増の21兆円

所得税はほぼ前年なみの19.2兆円だとのことです。

消費税は2019年10月に8%から10%への増税があったため

増加しているのは理解ができますが

意外なのが法人税の税収増加

法人税というのは利益が出ている企業が納める税金で

今年度の法人税の税収が増加したということは

全体的に企業の利益が増加しているということです。

世の中的にはコロナ禍で景気低迷が叫ばれていますが

税収の数字を見るとその反対のことを表しています。

確かに日ごろのニュースを見ていても

企業によっては過去最高益を出しているという記事も見かけるため

うまくコロナの波に乗れた会社もいるということですね。

経営に関する本などに時々

企業にはサービス業や製造業など様々な業種があるが

どんな企業も共通して「環境適応業」だいうことが書かれています。

今回の環境変化は今までに経験したことのないような大きな変化ではありますが

この環境の変化にも適応していかなければ

企業は生き抜いていくことはできません。

ワクチン接種が進んでいけば

また環境は変化していくと思いますが

生き残り、更には利益は増やしていくためにも

常にアンテナを張って行動していかなければなりません。


また、この記事の最後にはこんなことも記載されていました。

中小の事業者はもともと赤字で法人税を納めていない企業もあり、税収が減る要因になりにくかったという側面もある。中小の業績悪化の程度は税収に関する統計上は表れにくい。


私たち会計事務所のお客様は中小企業です。

その中小企業について、なかなか厳しいことが書かれているなと感じました。

企業の前提は継続企業であり、企業を続けていくためには利益は必須です。

税理士の使命は中小企業を元気にすることだと思いますので

中小企業の業績の良し悪しで税収の統計に大きな影響を与えられるように

私たちも必死にお客様をサポートしなければいけないなと感じました。

がんばろう、日本の中小企業!
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