Chat GPTに税金の相談をしてみた! Vol.2
2024年06月25日 :
税金
税理士の飯倉です!
1年前くらいにChat GPTを使った記事を投稿しましたが
税金の質問に関して当時のChat GPTは
あまりつかえるものではありませんでした、、、
ただそこから1年が経過し
最近ではChat GPT-4oがリリースされたというニュースもあり
どれくらい進化しているかということを確かめるために
1年前と同じ質問をGPTにしてみました!
ちなみに前回のブログはこちらです!
Chat GPTに税金の相談をしてみた!
質問
月の給料が50万円の場合の年間の個人負担の所得税、住民税、社会保険料を教えてください。
ChatGPTの回答は下記の通りです!
月給50万円の場合、年間の個人負担の所得税、住民税、社会保険料を計算するには、以下の情報と手順が必要です:
どうでしょうか?
全て正しいというわけではないのですが前回に比べるとだいぶ良い回答になっています!
それぞれの計算を見ていくと
社会保険料の個人負担は
実は年齢や職種によって変わってくるので
一律に〇%とは言えないのですが
だいたい給与の約15%で、今回の回答は14.45%なので
許容範囲内かと思います。
給与所得控除の計算が本来は600万円×20%+44万円=164万円のところが
今回の回答では600万円×10%+110万円=170万円となっており
給与所得控除の計算が660万円を超える場合の計算式にあてはめられているため
少し違いが出てしまっていますが、金額的にはそんなに大きな差ではないですね。
所得税の計算の部分で
の1行目から2行目で計算ミスがありますね。
※(295.3万円-195万円)×10%=10.03万円のところが10.53万円となっています。
AIでも計算ミスがあるのかと少し驚きです!
あとは細かい点として
復興特別所得税が計算されていない点と
住民税の基礎控除は所得税の基礎控除よりも少ない金額となるため
所得税と住民税の課税所得が違いが出るという点がありますが
だいたいの税額を把握する時には気にする部分ではないです。
こう見てみると、どの違いもそれほど大きな違いではない印象です。
今回の質問の回答は合計137.01万円でした。
1年前に試した時には354万円という回答でした。
1年経過して本来の数字に近づいてきましたね!
AIの進化を感じました!
正確な情報を得るのはまだ難しいかもしれませんが
無料の機能でも大まかな情報を得るにはだいぶ使えるツールですね!
これがまた1年後はどうなっているのか
覚えていたらまた試してみようと思います!
1年前くらいにChat GPTを使った記事を投稿しましたが
税金の質問に関して当時のChat GPTは
あまりつかえるものではありませんでした、、、
ただそこから1年が経過し
最近ではChat GPT-4oがリリースされたというニュースもあり
どれくらい進化しているかということを確かめるために
1年前と同じ質問をGPTにしてみました!
ちなみに前回のブログはこちらです!
Chat GPTに税金の相談をしてみた!
質問
月の給料が50万円の場合の年間の個人負担の所得税、住民税、社会保険料を教えてください。
ChatGPTの回答は下記の通りです!
月給50万円の場合、年間の個人負担の所得税、住民税、社会保険料を計算するには、以下の情報と手順が必要です:
1. **年収の計算**:
- 月給50万円の場合、年収は50万円×12ヶ月=600万円となります。
2. **社会保険料の計算**:
- 社会保険料には、健康保険、厚生年金、雇用保険があります。
- 一般的な会社員の場合、健康保険料率は約10%、厚生年金保険料率は約18.3%、雇用保険料率は0.6%(2023年現在)です。このうち、会社と個人で折半するため、個人負担分はそれぞれ半分です。
健康保険料:約5%
厚生年金保険料:約9.15%
雇用保険料:0.3%
これらを合計すると、14.45%になります。
- 社会保険料の年間負担額は、600万円×14.45%=86.7万円 です。
3. **所得税の計算**:
- 所得税は、課税所得に基づいて計算されます。課税所得は、総収入から各種控除を引いたものです。主な控除には、基礎控除48万円、給与所得控除(600万円の収入に対して、600万円×10%+110万円=170万円)などがあります。
課税所得=600万円-(基礎控除48万円+給与所得控除170万円+社会保険料86.7万円)
課税所得=600万円-304.7万円
課税所得=295.3万円
- 所得税の税率は、課税所得に応じて異なります。295.3万円の場合、以下の累進課税が適用されます(2023年現在):
195万円以下:5%
195万円~330万円:10%
所得税額=195万円×5%+(295.3万円-195万円)×10%
所得税額=9.75万円+10.53万円
所得税額=20.28万円
4. **住民税の計算**:
- 住民税は、所得に一律10%の税率がかかります。
- 住民税の計算には、所得税の計算と同様に課税所得を使います。また、住民税には均等割(自治体ごとに異なるが、おおよそ5000円)もあります。
住民税=295.3万円×10%+均等割5000円
住民税=29.53万円+0.5万円
住民税=30.03万円
これを総計すると、年間の個人負担は以下の通りになります:
- 社会保険料:86.7万円
- 所得税:20.28万円
- 住民税:30.03万円
合計:約137.01万円
この計算は概算であり、詳細な税率や控除額、その他の控除などにより実際の金額は異なる場合があります。具体的な金額については、税理士や専門家に相談することをお勧めします。
どうでしょうか?
全て正しいというわけではないのですが前回に比べるとだいぶ良い回答になっています!
それぞれの計算を見ていくと
社会保険料の個人負担は
実は年齢や職種によって変わってくるので
一律に〇%とは言えないのですが
だいたい給与の約15%で、今回の回答は14.45%なので
許容範囲内かと思います。
給与所得控除の計算が本来は600万円×20%+44万円=164万円のところが
今回の回答では600万円×10%+110万円=170万円となっており
給与所得控除の計算が660万円を超える場合の計算式にあてはめられているため
少し違いが出てしまっていますが、金額的にはそんなに大きな差ではないですね。
所得税の計算の部分で
所得税額=195万円×5%+(295.3万円-195万円)×10%
所得税額=9.75万円+10.53万円
所得税額=20.28万円
の1行目から2行目で計算ミスがありますね。
※(295.3万円-195万円)×10%=10.03万円のところが10.53万円となっています。
AIでも計算ミスがあるのかと少し驚きです!
あとは細かい点として
復興特別所得税が計算されていない点と
住民税の基礎控除は所得税の基礎控除よりも少ない金額となるため
所得税と住民税の課税所得が違いが出るという点がありますが
だいたいの税額を把握する時には気にする部分ではないです。
こう見てみると、どの違いもそれほど大きな違いではない印象です。
今回の質問の回答は合計137.01万円でした。
1年前に試した時には354万円という回答でした。
1年経過して本来の数字に近づいてきましたね!
AIの進化を感じました!
正確な情報を得るのはまだ難しいかもしれませんが
無料の機能でも大まかな情報を得るにはだいぶ使えるツールですね!
これがまた1年後はどうなっているのか
覚えていたらまた試してみようと思います!